【R講習会】これまでの参加者の声を掲載しました

投稿者: | 6月 14, 2019

【R講習会】参加者の声

「R講習会 in 草津」参加者の感想 2017.09

   内容のありすぎる,アクティブな講習会でした。

 勘所についての短いお話。そしてペアを組み,ひたすら手を動かし,理解していく。ペアの方と内容を確認しつつ,それでもわからないところは,どんなに細かいことでも先生に聞ける空気。「わからないことがあったら聞いてくださいね」ということばはさまざまなところでよく耳にするが,こんなに質問しやすく,教えていただける場は,あるようで,ない。たいへんありがたい。

 「わかりましたか?」「大丈夫ですか?」は授業や講習会等でよく耳にすることばだが,この講習会ではそのフレーズがない。これの何とすがすがしいこと。わからなかったらペアの方や先生に聞く。大丈夫じゃなかったら大丈夫になるように聞く。私にとってはひじょうに参加してよかった,勉強になったと実感できる講習会でした。

 また,講習会の時間外もひじょうに楽しいひとときでした。これだけよかっただけに,草津セミナーハウスの二段ベッドにハゲ頭をぶつけ,たんこぶをつくってしまったことがいっそう悔やまれます。

(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授 伊藤孝行)

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 今回の「Rを使った講習会」は2日間という短い日程ではありましたが、Rによる統計処理とテキスト分析の双方を触れさせていただくことができました。参加者はRの知識も使用能力もバラバらでしたが、全員、Rというソフトを理解できたと思います。初心者の私はR使用経験者をパートナーにしてもらったことにより、最初にミニ指導者のパートナーに聞き、それでも理解できないとき、今井先生及び院生の李さんが先生に聞くという2段階を経て、理解していきました。この2段階があったので、効率よく学習することができたと思います。今後もこのような講習会がある場合は是非、参加させていただきたいと思います。

(日本語学校教員)

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 研修会に参加する前に、「日本語教育学の歩き方ー初学者のための研究ガイド」という本を読みました。その本の中に「量的研究」についての説明の章があるのですが、R研修会に参加する前は、その章は読み飛ばしていたんです。読んでもわからないし…と思って。しかし、R研修会の帰りの電車の中で、その章を読んだら「何が書いてあるかわかった」のです。(効果量についても触れていました)

 その章の内容をすべて理解したわけではないですが、少なくとも「何の説明をしようとしているかわかった」ので、大変うれしかったです。今井先生が配布してくださったマニュアル、大変勉強になりました。「車を運転したいのに、『車がなぜ動くか』から説明している統計学の本が多い」という言葉に最も共感しています。iphoneの操作のように、細かい字で免責事項が山のように書かれた説明書を読むんじゃなくて、ソフトウェアは自分で触って、エラーメッセージを出して、そのエラーを「なんで…」と考えたり、ペアの人に聞きながら、自分で前に進んでいくことが大切だと認識しました。TAの李文鑫さんには大変お世話になりました。手をあげたらすぐに教えてもらえたおかげで、研究をするにはまだまだですが、「クラスのクイズの成績の標準偏差を出してみよう」「クラスごとの成績を比べてみよう」という気持ちになりましたし、それはすぐにできると思います。

 1泊2日の短い間ではありましたが(行って帰る時間のほうが長かったですね)「私もやればできるじゃん」という気持ちになりましたし、統計学アレルギーはなくなりました。もっとやってみたいという気持ちです。R研修会、第2弾があったらぜひ参加したいです。今度は、小さくても自分が比べてみたいと思うデータを持って参加したいと思いました。

 大変お世話になりました。もうすぐ秋学期がスタートしますが「私もやればできる」というやる気になったことが、一番の収穫でした。今はまたインタビューデータの解釈・検討という質的アプローチを勉強中ですが、いつかRや、RMeCabを使ってデータが示せるようになりたいです。

(立命館アジア太平洋大学 渡辺若菜)

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 Rについての予備知識が全くない状態で講習に参加しました。結果,メニューの全てを理解することはできませんでしたが,基礎的なRの操作方法は,なんとなくわかるようになったと思います(相関関係,t検定, 一元配置の分散分析, 多重比較,ノンパラメトリック検定など)。ただ,ノンパラメトリック検定を過ぎたあたりで集中力が尽きたので,形態素分析やN-gramといったところは,テキストと画面を見ながら,入力方法を機械的に確認するにとどめました。他の人たちは,もっと真剣に挑んでいたようです。

 講習は,手取り足取りの,みんなで一緒にやっていきましょうスタイルではありませんでした。各自の理解度や興味に合わせて,テキストを自分のペースで読み進め,端末上で操作の体験をしていく,自力型学習です。自分にとって重要なところは納得いくまで繰り返して復習しても良いし,不要だと思えば飛ばして次に進んでも構わず,これが,一般的な端末講習との大きな違いかと思います。なので,最終的な到達度は人によって異なりました。その意味では,Rも統計も全くの初心者だと,理解することが多過ぎて負担が重いかもしれません。統計の知識は少しはあった方が,その分だけ楽に進められると思います。

 いずれにせよ,このようなスタイルの講習だとは予測していなかったので,最初は非常に戸惑いました。しかし,今井先生とアシスタントの李さんが少人数のアットホームな雰囲気を作り上げて下さり,二人から(そして他の参加者からも)何度もアドバイスを受けながら,気がつけば,休憩も忘れて一心にコマンドを打ち込んでいました。操作方法がわかり始めてくると,自分のペースで進度を決められるやり方は,かえって心地良いものでした。(逆に,よくわからず悪戦苦闘している間は,ストレスを感じるかもしれません。)また,今井先生の手によるテキストも,読み進めるほどに頭によくなじみました。単なる操作マニュアルを超えて,統計を扱う文系研究者の視点に立った説明が,随所に見られたからです(参加者の間でも話題となっていました)。

 このような形で,私の場合,初日の午前中は全く入口が見えず,午後になってから視界が開け,2日目の午前中あたりで少しコツがつかめた気がした,そんな2日間でした。加えて,学生も教員も関係なく,ひとつのテーブルで勉強する楽しさがあり,参加者の皆さんから刺激的なお話も聞くことができました。

 講習を企画・実施してくださった,今井先生と李さんには大変お世話になりました。どうもありがとうございました。

(静岡県立大学 澤﨑宏一)

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 R講習会を参加することにより、感じたことは以下の二つです。

 一つは自分で作業しながら、理解していくことの大切さです。先生は多種多様なニーズを持ち、かつRの知識や統計の知識の面においてレベルがバラバラな講習者相手に、一律に説明するのではなく、先生が長年の失敗や独学経験を踏まえてまとめた教材をファイル形式で配布して、自分で理解して、自分のペースで進めるような手法を取ってくださいました。今井先生と世話役の李さんは皆さんからの質問や失敗の対応に奔走(でもないが)、一所懸命に対応していただきました。正直このやり方には最初はやや戸惑いもあったが、やっているうちに、このほうが確実に理解できて、頭に入って、残ることが実感できました。

 二つ目は、先生や世話役の李さんがまとめられ、配布してくださった教材は、受講者の視点に立っているという点で大変勉強になりました。「このパッケージはこういうことができるよ」といった通り一遍の説明ではなく、このようにするにはこうすればいい、そういう方法は要注意といった、起こりやすい失敗まで予想された内容になっていることが非常にありがたいです。一言で言えば、考え方、発想まで教えてくださる教材なんだなあと自分なりに感じました。

 これから講習を受ける予定の方へのアドバイスとしては、Rの初歩的な操作方法を予習しておいた方がいいです。そして、二日間だけで全部理解して使えるようになるのはやはり厳しいですので、講習会を受講した後、ぜひすぐにでも復習を兼ねて自分でデータを使って再度実践してみてください。

 この講習会には参加してよかったと思っております。皆さんにもぜひお薦めいたします。

 最後になりますが、今井先生、献身的に努力してくださった世話役の李さん、そして、いろいろアドバイスをしてくださった受講者の皆さんに感謝いたします。どうもありがとうございました。

(明星大学 人文学部 准教授 トラさん)

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 メーリングリストでR学習会の情報を見て、私は統計にはほとんど触れたことがなかったので、どうしても参加したいと思いました。今井先生のフリースタイルの授業形式で、先輩とTAの方々の親切なご指導をいただいて、つい夢中になってしまい、この公式はどのような意味を持つのだろうかと考え続けた二日間でした。また、筑波大学の院生の皆さんの親切さと研究への熱意を感じながら勉強して、私自身ももっと頑張らなければならないと強く刺激を受けました。授業後、他大学の先生方とお話しして、先生方の研究や人生経験をお聞きして大変勉強になりました。統計の難しさやデータ処理の楽しさ、そして仲間のありがたさ、どれも他では得難い経験をさせていただいたと思っています。どうもありがとうございました。

(一橋大学大学院言語社会研究科博士課程 陳夢夏)

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「R講習会 in 草津」参加者の感想 2018.02

<統計R講習に参加して>

 数学は苦手、その上、統計の事も全く知らず、統計ソフトなんて使ったこともなかったのですが、名湯”草津温泉”に惹かれたのと、「統計がちょっとでもわかったらいいなぁ」ぐらいの軽い気持ちで参加しました。受講の感想を一言で言うと、「統計Rってオモシロイ!!」でした。

 講習はペアワークが主で、統計処理経験の全くない私は一番出来る方とペアになり、とても親切に教えて頂けました。加えて、どこで躓いても、TAの方がその原因を突き止めて丁寧に対応してくださり、本当に有難かったです。

 講習会でした事と言えば「コピペ」のみ。統計を使った経験も、コマンドの知識も、殆ど必要ありませんでした。でも、その「コピペ」をすることによって教材通りの結果が自分のPCに出てきたのです。ゼロの私が、すっごく”デキる”研究者になった気になれました。また「覚えなくていいです。必要になった時にまたコピペしてください。」との今井先生の言葉でさらに気が楽になりました。

 楽しい2日間をありがとうございました。

(受講生K)

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(以下、曲解かもしれませんが)講師の先生のサイレントウエイを体感した2日間でした。わたしはこの合宿に先生がレクチャーをし、みんなで演習形式かなぁ等と何も考えず臨んだのですが、実際は、見よう見まねと相互扶助で進んでいくものでした。1日目の午前はエラーばかりで戸惑い(=いら立ち)、帰りたい、投げ出したいと思いました。

 しかし、試行錯誤するうち、「R」がきちんと言うことをきいてくれるようになり、そこからはどんどん自分のペースで勉強を進めることができました。進めるなかでわからないことがあれば、ペアに聞いたり、先生とアシスタントさんにいつでも質問できる環境がありました。そうすることにより、突破口が開けたときの嬉しさや、理解できたという達成感は何物にも代えがたく、次へのステップになりました。

自分の授業を振り返ると、どうしても学生に教え込んでしまい、どんなに自律学習させることが大切だと理屈でわかっていても、なかなか実践できていませんでした。ですが、今回自分が学習者になってみて、真にその学習効果を実感することができました。

この合宿で学んだことを活かし、良い研究に結びつけられたらと考えています。合宿の本筋とは違いますが、同年代の日本語教育に打ち込む皆さんと2泊3日同寝るのも食事も、そして、お風呂もいっしょ、そんな生活は悪くありませんでした。

 大人の皆さんこそ、お勧めです。

(よかろうもん)

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統計に関しては、ほぼ初心者でしたが、是非一度基礎から学びたいと思い、この講習会に参加させていただきました。第1回目は定員いっぱいで参加できなかったので、待ち望んでいた機会でした。

 2日間の研修は、メニューをそれぞれのペースで進めていく時間でしたが、ゆるく和やかな雰囲気の中、集中して学ぶことができた、充実度満点の時間でした。

 私自身は一つずつ理解してから先に進んでいったので、ゆっくりペースでしたが、その分納得できたので、この講習会の方法に非常に満足しています。もし講義が中心だったら、その時はわかっても(わかった気持ちになっても)、自宅に帰って一人になるとできなかったでしょうし、みんな同じペースだとフラストレーションもたまったかもしれません。2日間の短い時間でしたが、統計のポイントに関する今井先生のお話、つまずく度に懇切丁寧に教えてくださったTAの方々のサポートのおかげで統計の基本とその後も自力で学んでいく力が身についたと思います。

 また、他の参加者の方々と今後につながるネットワークができたことも、この合宿型研修の魅力の一つだと思います。作業中のやりとり、休憩中・食事中のおしゃべりなどからもいろいろな情報・実践例・経験談などを学ばせていただきました。

 また機会があったらぜひ参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。

(参加者YK)

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今井先生・TAの李さん・陳さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

“寺子屋式アクティブラーニング”によるR講習会、あっという間で充実していました。今井先生が「教えない教え方」を徹底されていたことに、教育に関心を持つ人間として勉強になりました。

まず自分でやってみる、周りの人と確認する、考える、疑問が解決しなかったら先生やTAの方に聞いてみる。そういう形ですすんでいきます。実践的で、自分の手でひとつずつ進めていくので、身になると思いました。統計に関する入門書や解説書を読んでもよく分からないなぁと思っていたのですが、今井先生のお話で「おお!そういうことだったのか!」とやっと理解できたことがいくつもあります。かみ砕いて、分かるようにお話して下さるので、本当にありがたく伺っていました。

 また、講習の時間以外の食事や空き時間も先生やTAの方、参加者の方々と情報交換やお話することができ、良い時間を過ごすことができました。

 もし、参加を希望されている方がいましたら、統計を使った研究論文を何本か”眺めて”(※読んで完璧に理解できなくてもいい)から参加してみると、自分が取り組む課題の内容や意味がより分かりやすくなると思います。無理にとは言いませんが、実際の研究論文をとりあえず何本か”眺めて”みた上で参加する方が理解が深まるのではと思います。

  (302号室の住民)

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第1回のR講習会の感想を読み、どのような講習会になるのか楽しみにしながら参加しました。会場はスキーができるほどの雪がまだ残る群馬のセミナーハウスでした。朝早く東京の自宅を出て、会場までたどり着くのに一苦労でしたが、今井先生と院生の李さん・陳さんが温かく迎 えてくれ、また参加者の方も熱心な方ばかりで、2日間の講習会は有意義なひと時でした。

今井先生と李さんの用意してくれたテキストを読みながら各自進め、わからなくなったらいつでも聞ける、ということでしたので、私もわからなくなるたびに、質問しました。他の方からも似たような質問が出た場合は、全体に向けて解説してくださり、助かりました。やはり、解説なしにテキストの内容を完璧に理解することは難しかったです。

私の場合は、統計を使わなければならない研究をしているというわけではなかったので、

当初は「手元にどういうデータを持っている場合に、統計が役立つのか」ということを知りたかったのですが、今井先生に「ある統計の結果を出すために、どういうデータを集めるかを考えることが大切」と教えていただき、

ああ、そうだったのか、基本的なことに気づくことができました。

2日間の講習会でしたが、あっという間でした。今井先生をはじめ院生の李さん・陳さんがわからない点を親切に分かりやすく解説してくださったので、よくわかりました。しかし、ずっと質問を受けていた先生方は大変だったかと思います。また機会があれば参加したいと思いました。

(Y・S)

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日本語教育学会のホームページで講習会のお知らせを見たとき、ぜひ参加したいと思い、「家に帰ったら、申込をしよう!」とその日の夜に先延ばしにしたらびっくり!すでに募集締め切りとのことで、今回の参加は諦めていました。しかし、たまたま追加募集をしているとのお知らせが届き、すぐに飛びつきました。結果、参加することができて大満足です。

統計について、いまいち何に何を使えばいいのかがわからなかったのですが、この講習会で今井先生のお話をうかがい、少しすっきりしました。Rの操作にあたっても、今井先生作成の教材を見ながら各自が自分のペースで進めていけるスタイルで、一つ一つ納得して先に進むことができました。わからない時には、研修中のペアになった方やTAさんに聞きつつ、それでもわからないところは今井先生にうかがうことができました。どんな些細な質問にも丁寧に回答くださり、とても中身の濃い2日間を過ごすことができました。流石、大人気の講習会なだけあると思いました。本当にありがとうございました。

 (筑波大学大学院 人文社会科学研究科 文芸・言語専攻 坂井香澄)

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講習会期間中、とても楽しい時間を過ごすことができました。画一的な一斉授業による講義ではなく、時折、ペアの方と学んだことを共有しながら、もしくは、持参した自身の研究データを見ながら、個々のペースで学習を進めるという形式が何よりも自分に合っていたように感じています。時には、データの処理がうまく進まず、難しさを感じた瞬間もありましたが、講師の先生方のご指導や他の受講者のみなさんの励ましもあって、乗り切ることができました。2日間ひたすら集中して、「統計」というものに向き合うことができたのは大きな収穫です。また、毎回の食事や夜の自由時間の際に、様々な世代の語学教師の先生方とざっくばらんなお話ができたのもとてもいい思い出にな りました。「週明けからまた自分の持ち場で頑張ろう!」、そう思える原動力を頂いた講習会でした。どうもありがとうございました。

(北京大学博士後期課程 菅田陽平)

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修士課程にいる時、大学院にあるSPSSを使っていたのですが、使用料がかかるため、無料ソフトのRを使えるようになりたいと思っていました。博士後期課程に進学して、余計にRの必要性が増してきました。

今回の2日間の講習会の中で、今井先生お手製の指南書とご指導、また、TAさんや参加者のみなさんの温かいサポートのおかげで、ある程度使い方を理解できるようになって帰ってきました。

そして、講習会後、早速自分の論文に、この指南書を参考にしながら自分でRで統計分析した結果を載せられました!文系バリバリの私でも、Rと仲良くなれた気がしています。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

また既修者対象の講習会があれば、ぜひ参加させてください。

(一橋大学言語社会研究科博士後期課程・布施悠子)

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「R講習会 in 石垣島」2018.09

 今回の研修会では、多くのことを学びました。特に、普段人に聞きにくい統計やRについての初歩的な疑問を、参加者の方々や世話役の李さん、そして今井先生に気軽に投げかけることができるだけでなく、質問を受けてくれた方々もその疑問に納得できる答えが見つかるまで一緒に考えていただきました。こうした学習者中心のアプローチ、自律学習、協働というのは、私の普段行っている日本語教員養成でも実習生に推奨しておりますが、言語学習ではないものの、自分が学習者になってみてその効果を実感しました。また、今回の研修会の場所(石垣島)の選択も良かったと思います。研修会では長時間座って作業をしているので、その前後に美しい自然の景色を眺めたり、外に出て景色を楽しみながら長距離を歩いたりでき、心も体もリフレッシュできたように思います。休みの日には長時間釣りにハマりすぎて、やけどに近い日焼けをしてしまったのもいい思い出になりそうです(とはいえ、まだヒリヒリしてますけど)。今回は、Rでの統計の初歩、KH Coderでのテキストアナリシスの初歩、Rでの一歩上の統計の3部構成で、そのうち前2者にしか参加できませんでしたが、次回は是非残りの一部に参加させていただければうれしいです。

(国際教養大学専門職大学院日本語教育実践領域 堀内仁)

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 統計学は私にとって「絶対できるようになりたい」⇆「自分には理解できない」の負のループでした。大学で学んだ統計学の授業では統計を使った英語のジャーナルを通し要約発表するという内容で、いくつかの論文を読みはしたものの、まず英語という壁を超えるため時間を費やし、結局統計は部分的に説明後論文の内容を討論するというものでした。その後自分で本を読んだりしましたが、知識として詰め込みそれを実践するという機会はありませんでした。

 このツアー(よく遊びよく学びました!)もとい、講習では、今井先生が冒頭で標準偏差と分散をとても分かりやすく対話形式でご説明くださったあと、「はい、始めてください」の合図で大海に放たれました。その後しばらくは、「ほんっとうに教えないんだ・・・。もっと説明聞きたかったー!!講習会の元を取りたいのになぜーー!!」と正直苛立ちすら感じていました(笑)。しかし、とてもとても機敏でかっこよい(女性ですが)バディーと組むことができ、「自分はこうこうしたからやってみたら?」と道しるべをしてくれました。最初は、私があまりに遅かったので置いていかれた感があり、焦りもでて、何度も劣等感に悩まされました。ところが、途中から李さんや先生に質問したり、周りの方と雑談タイムを設けながら進めることにより焦りがすーっと消え、「よし!難しいところはとばしちゃえ。基本的なことだけとりあえず抑え、自分のデータを使って必要なものだけ実際に使ってみよう」と切り替えた後は、楽になり夢中になっていました。

 この講習を受ける方にぜひお話ししておきたいのは、初心者コースとはいえ、まったく無知の状態で来ると、本当に時間がかかり(私だけかもしれませんが笑)もったいないので、ぜひ自分の好みにあった分かりやすい統計の本を読んでから参加することをお勧めします。そうすれば、2日間で得られることは増えると思います。また、それぞれ進度が違っていてもそれぞれにスピードも統計の何を必要としているかもおそらく違うので、あまり周りを気にしないほうがいいです。

 この講習では統計の活用術だけでなく、ほかの受講生の方々から刺激を受けられ出会いがあったことも大きな収穫です。次回は、(草津温泉にも入りたい!)Text Analysisまで受講したいと思います!

         (琉球大学博士前期課程1年&日本語学校専任講師  マーペーの部屋の住人)

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 所用で途中からの参加になってしまい、学校の授業でも消化不良な面が多い私で大丈夫かしらと、不安を持ちながら参加しました。2日間ではありましたが、Rの操作を基本から学ぶこと、統計の基礎を作業を通して理解していくこと、今後の「R」「統計」学習の方法を得ることができ、意義ある時間を過ごすことができました。

 また、先生の指南書に従って学習し、分からない部分を先生や参加している方にお聞きするという方式での研修は、自分のペースで学習を進めることができ、参加者一人一人が伸びることができる研修だったと思いました。更に、自分が質問した内容だけではなく、研修会中の参加者の皆さまの他の方への質問や交わされた会話、先生からの「統計にかけて意味あるデータ」「実験でのデータ取りの難しさ」のお話など、得難いものでした。自分のデータにつきましても、貴重な助言・示唆をいただきましたこと、感謝しております。この後、統計にかけるべきデータを得たときに備え、研修でいただいた資料(約2/3残っています!)の学習を進めるつもりでおります。

 石垣の自然の中で今井先生、李さん、参加された皆さまとご一緒できたことに感謝しております。ありがとうございました。 

(鈴木英子)

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 参加して大満足な講習会でした。石垣島の大自然に囲まれながら、集中して統計の学習に取り組むことができました。

 講習会では、先生が作成された資料を読みながら、コマンドを打って(コピペして)ソフトの使い方を学習しました。基本的に自分のペースで学習を進めつつも、質問は何でもできる雰囲気で、先生やTAの方にはその度に懇切丁寧にご解説いただきました。このスタイルは自分に合っていたと思います。

 また、日本語教育という共通点は持ちつつも様々な世代の方がご参加されるというも大きな魅力だと思います。食事中、休憩中のおしゃべりで、たくさんのことを勉強させていただきました。

 一週間という長丁場でしたが、先生、TAの方、参加者の皆さまのおかげで楽しく統計を勉強できました。是非、また参加したいです。

(新米の日本語教員)

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 今回の講習に参加して、RとKHコーダーの使い方だけでなく、統計及びtext Analysisの基本的なことが理解できたと思います。パソコンを使う講習では、参加者のパソコンスキルがどうしても全体の進度に影響してしまい、得意な人、苦手な人双方が講座内容に不満を持つこともあります。また、講師が思う”教えないとならない事項”を講師が決めたタイミングで教えると、聞いている方には今ひとつピンとこず理解が深まらないこともありますが、この講座は“教えない講習”で、テキストを見ながら参加者それぞれの進度で作業をし、疑問を持った時に質問できます。同じような内容の質問でも質問者に合わせてその都度今井先生やTAの李さんが具体的に答えてくれるので、これまで本を読んだだけではわからなかったことがすっと理解できました。ペアになって作業していくので、参加者同士の距離が一気に近くなって和気藹々と学べるのもとても良かったです。

text Analysisは今回初めてでしたが、上記に書いたようにKHコーダーの使い方だけでなく、どのような研究に向くのか、データ収集や事前の加工をどのようにしたらいいのかなどを短時間で学ぶことができました。現在自分が持っているデータで色々試してみることができたのも、とても面白かったです。実際にテキストアナリシスをやってみて、現在考えている研究、持っているデータではこの研究法は使えないなと思うこともありましたし、使えそう!と思う研究もありました。人によっては、あなたの研究にはtext Analysisは使えないよ、と今井先生に指摘されることもあるかもしれません(苦笑)。個人的には、そういうはっきりした意見を聞けるのもとてもいい機会だと思います。

今回の講習は3つのパートに分かれていて、最後の講習を受けられなかったので、次回機会があればぜひそちらも受講したいと思います。

(東京都KF)

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 統計に関する知識はほぼゼロ、統計データを用いた論文を読む際には分析過程は読み飛ばし、有意差や相関の有無など結果のみを読んで理解していました。周りから「統計はできたほうがいい」と言われる機会がしばしばあり、自分でもそう感じていました。そんな折、この講習会の案内を拝見し、(正直に申し上げますと、石垣島での開催という点にも惹かれ、)参加いたしました。

最初は自分が何をやっているのかも理解できないまま、とにかくタスクをこなしていきました。そのうち、なんとなく全体像が見え始め、最終日には実際のデータを使用して分析を行うことができました。今回の講習における一番の学習は、「統計が必要な研究と必要ではない研究があるので、それをしっかり見極めることが重要。無駄なことはやらない。」ということです。講習を通して、自分の研究や業務に必要か必要ではないか、応用できるかできないかという軸ができたように思います。今後必要になったら、今回使用したテキストを開いて実践してみたいと思います。

また、講師の先生方、参加者の皆さまとお会いできたことも大きな収穫でした。濃密で有意義な日々を過ごすことができました。ありがとうございました。

A.K

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一方的な講義でなく、受講者同士の協同学習をベースにしています。どうしても分からないときは先生やTAの方にお聞きしてその場で解決できるので、ストレスフリーです。授業後や休日も、さまざまなイベントに参加し、まったく退屈しませんでした。

(参加者A)

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「いつかはRやKH Corderを使えるようになりたい。」そう思っていた私は統計講習会の開催を心待ちにしていました。「コピペで統計ができる」というキャッチコピーを真に受けて参加しましたが、そのキャッチコピーは嘘ではありませんでした。確かにできます。ただ、自分が収集したデータを使って、自分が見たい結果を示すにはお勉強が必要です。

  自分のペースで学べるのでストレスを感じません。手を動かしながら、発見の連続ですが、何よりの収穫は次のような今井語録です(すみません、多少、改変されているかもしれません。その場合はお許しを)。

その1 :統計は事前のデータ整形に9割の時間と労力を使う。データ整形が命。

その2:とにかく、シンプルでエレガントに展開できるのがいい研究である。

その3:無理して、難しい統計を使う必要はない。

 これらの語録は付箋に書き留め、私のノートに貼ってあります。 自分で収集するデータを統計で処理するなら、どのように調査計画を立て、どのような形式でデータをとらなければならないかなど、一つ上の段階から俯瞰できそうです。

 最後になりましたが、石垣島での開催が参加を後押ししてくれました。水着を最初にカバンにつめました。楽しすぎた一週間でした。今井先生、李さん、みなさま、本当にありがとうございました。

(一橋大学大学院博士課程 藤原未雪)

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 昨年秋にも参加させていただきましたが、今回はその続きとなる「基礎コース」を受講させていただきました。今までわかったふりをして済ませていた分散分析と因子分析ですが、たった2日間のセッションで、自立してできるようになりました。

 対応する教材と学びの仲間がそろったとき、今井先生の「寺子屋式アクティブラーニング」がいかに強力な学習環境たりうるかを、身をもって体験することができました。

 合宿という形式で寝食をともにし、先生や多様な参加者の方々と、石垣島の星空の下、潮風に吹かれながら様々なお話ができたことも貴重な経験でした。また機会があれば参加させていただきたいと思います。

(群馬大学国際センター講師 渡邊知釈)

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第1回に続き,今回はPart2 Text Analysisコースを受講させていただきました。前回も感じましたが,このようなスタイルの講習会,私には合います。ひきつづき,研究等に活用していきます。

(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授 伊藤孝行)

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「R講習会 in 田沢湖」参加者の感想 2019.02

統計学・統計処理は、かつての私にとっては鬼門でした。大学・大学院で「やってみたい」とばかりにいくつ授業を履修しても飲みこみに時間がかかり、博士後期課程にいたときにようやく感覚がつかめてきた、といったところでした。今回は、その感覚をより研ぎ澄ますつもりで参加しました。テキストはたいへんわかりやすい文体でまとめられているので、今後何度でも読み返すことになると思います。

 この講習会の方法は、ほぼ「自律型学習」です。400ページ程度(私が受講した当時)にも上る膨大な資料に沿って、自分で目標設定をしつつ学ぶという方法です。必要に応じて先生やTAの方に質問することができます。しっくりしないタイミングで質疑応答があったり、唐突にふられたりということがあまりないので、私にとっては気が楽でした。

 この講習会で学ぶことは、今井先生のお言葉を借りれば「車の動かし方」です。ですから、「車がなぜ動くか」(理論)を深掘りするには向かないかもしれません。しかし、統計的手法を用いて何か調べてみたいことがある、あるいは、そのとっかかりをつくりたい、という人にとってはきわめて有用であると思います。

 末筆になりますが、秋田・田沢湖の白銀の世界の中でこのような学びの機会を用意してくださった今井先生、TAの李さん、そして関係各位に感謝します。

(関西学院大学大学院総合政策研究科 研究科研究員 宮崎康支)

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   研究での統計処理において必要に駆られ何度もRの独学にチャレンジしてきました。しかし、簡単な計算でさえパソコンに任せっぱなしだった私は、分散と標準偏差になると挫折の繰り返しでした。平方やら、ルートやら、わけが分からなくなります。今さら人にも聞けず躊躇し、Rの勉強を先延ばしてきました。

  今回は初心者でも気軽に参加できると聞き、そして秋田の乳頭温泉、田沢湖スキー場に惹かれ申し込みました。

  どんな初歩的な質問でも丁寧に教えていただけるリラックスした雰囲気の中で、各自のペースで勉強を進めていました。そこで勇気を出して、これまで私にとっての最大の難関、標準偏差について先生に質問したところ、とっても分かりやすく説明してくださいました。コンピュータは絶対値がわからないから、マイナスを取るために平方を取る必要があり、そして平方を取った数値は元に戻すために、ルートをかけないといけないとのことでした。まさに目からうろこでした。統計の基本的な考え方や計算方法を理解することによって、その後の内容の理解が深まり、どんどん頭に入ってくるようになりました。初日の講座が終わっても、もっと読みたい気持ちがおさまらず、先生からいただいた400枚近くの「Rの虎まき」を何度も読み返してしまいました。

  「虎まき」なしで、Rの指示を書くのはまだ難しいですが、おかげさまで統計について理解が深まり、Rを使った論文を少しづつ読めるようになりました。今後も自身の言語学に関する研究に積極的に活用したいと思っています。

  どうもありがとうございました。

(早稲田大学日本語教育研究センター  水田佳歩)

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【申込受付中】最新の講習会(2019年夏)は

統計 & テキストアナリシス 講習会 in 石垣島